供養は人間の本能

供養についてはこれまでに何度もこのブログに書いてきましたが、改めて供養とは亡くなられた人のことを思って香・華・燈明・飲食などの供物をお供えをする行為だと思います。
元来、供養という意味は仏・菩薩・諸天などに対する仏教の供養のことを指しますが、
多くの人は仏様への尊敬よりも死者の冥福を祈ることの供養のほうを優先しているはずです。


昨今はお墓も仏壇もいらないという方が増えていますが、お墓や仏壇がいらない方から供養の心が無くなってしまった訳ではありません。供養のカタチは変わっても供養する気持ちは変わらないことが多いはずです。
供養には「自分自身に対する癒しの効果」があり、おそらく供養のこころが無くなってしまうと人間は次々とやってくる不幸に対し、心がすさんでいき、やがて精神的に参ってしまうことになっていきます。
供養をするという行為は人間の本能がそうさせているのです。

大切な人を亡くした方が何年もの間、悲しみから立ち直れないケースが多々あります。
また、元気にそうに見える人でも、その人の心の奥底では悲しみの火種が消えることは死ぬまであり得ないことかもしれません。
つまりは人は死ぬまで、誰かの供養をやり続けることで精神のバランスを保っているのでしょう。
だからこそ、供養する心は人間の本能として、生まれた時から与えられている生存の為の基本機能なのです。
供養のこころを大切にして生きていくことは豊かな人生を送る為の大事な秘訣なのです。






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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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