故人の名前がわからない

人には名前があります。
名前の無い人はいませんが名前が複数ある人はたくさんいます。
本名・通称名・ビジネスネーム・ニックネーム・芸名・ペンネーム・源氏名・・・
皆様の周りの人々も意外と本名を知らないで付き合っている人はかなり多くいるはずです。

本名だと思っていた名前が実は違ったということが判明する瞬間は葬儀の現場ではよくあることです。
特に配偶者ですら本名だと思っていた名前が違うということはしばしばあります。
もっと言うと、親でさえ、自分が命名したはずの子供の名前を知らないということもたまにあります。

葬儀の時にどうして名前が違うということが分かるかというと、役所に死亡届けを必ず提出する必要があるからです。
役所に死亡届けを提出した時に、本名だと信じて記載した名前が違う場合は絶対に死亡届けを受理されません。
そもそも本名とは戸籍に登録された名前が本名です。
登録された名前が分かれば訂正して提出するだけなので、死亡届はなんとか受理はされるのですが、今まで本名だと思っていた名前が違うということに衝撃を受ける結果となります。

戸籍に登録した名前の漢字を使用せず、違う漢字を使用する人は結構いらしゃいいます。
いつしかその漢字が長い年月の間にあたりまえになってしまい、名前を付けたはずの親でも戸籍に登録した漢字を忘れてしまったというケースもあるのです。

以前のお葬式のお客様でお亡くなりになられた時に周りの方は女だと信じていたのに、男であったなんてこともありました。
亡くなって初めてわかる真実は衝撃的なことが多いのです。








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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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