葬儀における無償の労働力

一つのお葬式を完結するのに、平均的な規模のお葬式でも葬儀社の社員は延べ、30人程の人員が関わっています。オペレーターが葬儀の依頼を受けるところから、病院に迎えに行く人・葬儀の打ち合わせをする人・葬儀の担当者は設営する人・葬儀の接待をする人が各種の発注をする人・葬儀代の集金をする人などなど・・・
本当に多くの人の手でお葬式は完結するのです。
フューネではおおよそ葬儀代総額の10%をサービス料としてお客様から頂いています。
中にはサービス料が高いと言われるお客様もいらっしゃいますが、延べ30人の人件費であるという説明をするとほとんどのお客様が理解をして頂けています。

お葬式には元来、無償の労働力で成り立っています。会社や近所のなどにゆかりのある人々が葬儀に対してボランティアとして葬儀の手伝いをすることで一つのお葬式は運営されていました。
「困った時はお互い様」という相互扶助の精神がお葬式に適用されていたのです。
ところが、人間関係の煩わしさから年々相互扶助の観点での人間付き合いが希薄になってききたのです。
その結果、葬儀に携わる無償の労働力が低下し、不足した労働力を私たち葬儀社が担うというスタイルが主流になってきました。
結果的に、葬儀代に占める人件費やサービス料の部分が大きくなり、大規模のお葬式をすればするほど費用が増大する結果となってきたのです。
家族葬は時代のニーズですが、背景には無償の労働力が得られないので少人数で出来る家族葬にならざる得ないという事情もあるのです。

現在でも、大規模のお葬式を行う場合、少なくとも10名以上の無償の労働力を必要とします。
葬儀の受付所だけでも10名近い人員が必要であり、葬儀場内の整理や駐車場を含めた屋外の人員だけでも相当数必要なのです。

お葬式は行うには多くの人の手が必要だという認識だけは皆様に正しく持ち続けていただけますようにお願いと致します、






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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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