親より先に死ぬこと悲劇
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今年は新型コロナウィルスの制約が無い状態での秋祭りが催行できるということもあり、各地のお祭りは大変盛り上がりました。やはり祭りの持つ非日常の高揚感は独特なものがあり、祭りにハマる人たちは「血が騒ぐ」のです。
フューネの本社のある町内でも山車(だし)があり、江戸時代から続く伝統のあるお祭りは子供の頃からの年中行事です。子供の頃からのお祭りの参加は地域のコニュニティーの形成には必要なことであり先輩から伝える様々な学びがあるのです。例えばお神輿や山車の経路はその昔、避難経路でもあったのです。火事や地震の時に安全な場所に逃げる為にどの経路を通っていくのかということを祭りを通して知らず知らずのうちに子供の頃から叩き込まれていくのです。
さて、前述の地域のお祭りでも昨年は残念ながら事故があり、尊い命が失われました。昨年は事故を起こした町内はお祭りは途中で中断されました。多くの人の悲しみの中で通夜・葬儀がしめやかに行われたことが印象的でした。全国各地のお祭りでも常に危険と隣り合わせなことが多く、お祭りで命を落とされる方は少なからず存在するのです。今後も死者がゼロになることはおそらくありえませんが、お祭りが悲しい葬儀にならないことを願っています。
以前のブログ記事でも書きましたが、お祭りが近づいてくるとお亡くなりになられた方が一時的に減少します。今年もフューネのお客様の中で、お祭りが大好きなお客様がお祭りの3日後にお亡くなりになられました。毎年、お祭りの山車を引っ張っていましたが、体調不良で今年は自分から願い出て後方支援で参加をしてその3日後が臨終でした。「秋祭りが終わらなければ死ねない」と高齢のおじいさんやおばあさんが病床でつぶやいてお亡くなりになられる方が多いのはまさに子供の頃からのお祭りに「血が騒ぐ」のでしょう。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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