なにもしないサービス

今さらですがフューネの本業は冠婚葬祭に関連するサービスを提供する企業です。

つまり、サービスを商品としているサービス業なのです。

サービスの基本的な考え方は

「目配り」「気配り」「心配り」の三配ができること。

フューネの本社にもこのようなものを掲示しています。



さて、最近ではお客様の求めるサービスのあり方も以前と比べると少しずつですが

大きな変化が・・・・

「なにもしないでくれ!!」

というお客様が増えているのです。

お客様から呼ばれて何か頼まれない限り、こちらからは何もしない。

あえてサービスを控えるというサービス

をお客様が求められるようになってきているのです。

そういえば、旅館のサービスも昔は女中さんがお茶の接待から

布団の上げ下ろしまで何でもやって頂けることが旅館の「おもてなし」で

あったのですが、最近は布団を敷くのもお客様自身でという旅館もある位、

サービスの内容も変わってきました。

お客様自身の価値観が変わり、今まで「良し」とされていたサービスも

時として、過剰サービスになってしまうことになるのです。

お客様にとって葬儀会館とは「旅館」という感覚から

「自宅」でくつろぐという感覚に変わってきている表れだと思います。


実はサービスのプロにとって「何もしない」というサービス程

難しいサービスはないのです。

お客様に動いて頂くよりも自分自身が動いたほうがずっと楽のですから。

これを実現するには最低限、痒いところに手が届く距離にお客様にとって

必要なものの全てが揃っていなければならないのです。

そして、お客様に苦痛を伴うことなくお客様自身がして頂くための

様々な「目配り」「気配り」「心配り」が必要なのです。

そして、お客様が何かを求めたらサッと動ける位置

常にいなければならない。

なにもしないサービスというのは本当に難しいサービスなのです。

フューネの葬儀会館は故人との最後の夜、ご家族の皆様だけで語りあい、

まるでご自宅にいる感覚でゆっくりと故人とのお時間を過ごして頂きたい


そんな想いと込めて今後も

「あえて何もしないサービス」を提供します。








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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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