- フューネ(会社)のこと
葬儀の担当者とフィーリング
考えて頂ければ解ることですが、葬儀社に勤める全社員が お葬式の担当をするわけではなく、葬儀の担当者...
続きを読む
先月、あるお葬式のご依頼で愛知県豊根村でのお葬式を承りました。
豊根村はフューネでは創業以来、過去36年間一度もお葬式の実績が
ない場所。
若干、心配でしたがフューネを指名して頂いたお客様のご要望に
お答えする為にお受けすることとなりました。
同じ愛知県でも豊根村までは豊田市から車で山道を2時間半かかる
ところで、お葬式の設営に行くのにも一日仕事でした。
村では民間の葬祭業者は一軒もなく、
普段のお葬式は隣近所の人々が一致団結して実施するもの。
霊柩車も民間の霊柩会社が無い為、
村が所有している霊柩車を使います。
そしてお葬式に必要な備品はというと地元の農協が用意する程度だそうです。
都市の生活に慣れている方には信じられないかもしれませんが、
日本全国どこにでも葬儀屋さんというものがある訳ではないのです。
葬儀屋さんというのもある程度人口のある都市でないと
採算の合わないビジネスなのです。
どうやら豊根村に民間の葬儀会社がわざわざやって来たのは初めてらしく、
村の人々は普段自分達がやっているお葬式との違いに
興味深々だったそうです。
お葬式の運営も普段は村の長老格の方々の主導。
お葬式の司会も素人さんである村の人がするのです。
今回はこのお葬式の担当者は通夜が終わったあと2時間半かけて暗い山道を
帰ってくるのは酷な為、村の民宿に泊まらせました。
宿のおかみさんから
「街から“プロの司会者”が来るって村で大騒ぎだけれど、
あんたのことかい?」
と訪ねられたとのこと。私自身も
「葬儀の司会はプロの葬儀社の社員がするもの」
という固定観念がいつしか出来上がっていたことに気づかせて
くれました。
ほんの30年くらい前では豊田市の中心部でもお葬式の司会は
隣近所の方々の代表者がやっていました。
プロの司会者がお葬式の司会を始めたのは長いお葬式文化の中では
ほんのちょっと前の出来事なのです。
さてさて、豊根村に行ったフューネのプロの司会者は
村人の期待通りの司会をしてきてくれたようです。
余程印象に残ったのか、たまたまだったのかは判りませんが、ナント
ご親族のお子様から似顔絵までプレゼントを貰って帰ってきました。
貰った本人も、私も感動しました。
このようにお客様から貰える感動は本当にうれしいことですね。
「プロとは期待に応えること」
少なくても豊根村では「プロの司会者」として合格を
頂いたようです。
考えて頂ければ解ることですが、葬儀社に勤める全社員が お葬式の担当をするわけではなく、葬儀の担当者...
続きを読む
10月1日にフューネの公式オンラインショップを オープンさせて頂きました。 お仏壇の購入はもちろん、...
続きを読む
葬儀社が自前で運営する民間の葬儀会館がこの世に誕生してまだまだ 半世紀の歴史しかありません。 悠久...
続きを読む
葬儀社の求人募集は伝統的に苦労をするものです。 他の業種と比較をしても、集まりにくいものです。 葬...
続きを読む
株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |