夢を語る

平成22年9月24日付の中日新聞朝刊に経済発展した2035年を予想して

名古屋商工会議所(名商)が1935(昭和10)年に作成した

「百年後の大名古屋」の資料が、名古屋市中区の名商地下資料室

から見つかったというニュースが一面トップに掲載されていました。




100年後の名古屋を予想し昭和10年に考えられた資料では

高層ビル群伊勢湾の国際空港などを見事に的中

させています。

もちろん予想の中には名古屋市と琵琶湖、福井県敦賀市を結ぶ「名敦運河」の

建設など現時点で外れている予想もある訳ですが、100年後を夢見て

描かれた未来予想図がはとても素敵な発見だっと思います。

実際私が今から100年後の豊田市を描くことはとても難しいことです。

ですが、100年後の未来予想図は無理にしてもせめて10年先の未来を

予想する能力がないと経営者は務まらないのもまた真実です。





先日、フューネの従業員を対象にあるアンケートを実施しました。

質問は「フューネの将来像について」

10年後の会社のイメージを5択の中から一つ選んで頂く回答方式です。

A 死亡者の増加により忙しい

B 本業の売り上げと副業の売り上げが
  同率になっている

C 大手グループに参入している

D 100人くらいの社員数になっている

E 売上げ低迷で必死になっている

F その他


という選択肢でした。

みなさんはフューネの10年後どのように予想されますでしょうか?



フューネの社員の最多回答は 

Cの「本業の売り上げと副業の売り上げが同率になっている」でした。

この回答を選んだ社員は実に50%のダントツの回答でした。

次点はAの「死亡者の増加により忙しい」でこの回答が17%

残りの選択肢はいずれも8%の回答でした。

私の描く10年後のフューネの姿も最多回答と同じく

「本業の売り上げと副業の売り上げが同率になっている」です。

もちろん本業の売上を今より伸ばして達成しなければ意味がありませんが。

この回答がダントツ一番になった背景から推察すると10年後は

フューネがさらに企業として成長してほしいという

社員の願いと今後葬儀単価の下落に苦しみ

「葬儀だけの売上ではメシが食えない」

という危機感の両方があると思います。




混迷の時代に企業が生き抜く為には

地域社会において必要不可欠な存在であること

このことはフューネの経営理念にも強く謳われています。

10年後、フューネという会社が存続する為には葬儀の売上に頼らない

企業体質にしていかなければなりません。


ところで、Eの「売上げ低迷で必死になっている」を選んだ社員は誰?。

無記名のアンケートでしたから誰かはわかりませんが。

しかも8%の社員が選んでいるという事実は私にとっては結構ショックです。

10年後、売上低迷に苦しまないようにガ・ン・バ・リ・マ・ス












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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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