無印

「近所の方に知られたくないので

社名の入った車で来ないでください」


お客様からこのようなご依頼を頂くことがしばしばあります。

このようなご依頼を頂くのは余程の訳があるのかと思いますが、

実際に無印の車でお客様のところに行くと

「家族葬でお葬式をしたい」という要望がほとんどです。

フューネでは「社名入り」のいわゆる営業車の他にこのようなお客様からの

ご依頼にお応えする為に、「無印」の営業車も所有しています。

しかしながら、いくらお客様が「内緒で・・・」と要求されても

普段、出入りの少ない家に頻繁に人は出入りするのはやはり目立ちます。

どうしても近所の方に内緒で行なうには病院から葬儀会館に直接入館する

のが一番の方法です。加えて自宅からなるべく遠くの葬儀会館に入館する

ことをオススメします。




「家族葬で行なうから近所の方には内緒」

という方法はお客様の数多くの失敗例を見ている私からすると

選択しないほうが良いと思います。

家族葬で多い典型的な失敗例は兎にも角にも

「内緒にする」ことです。

家族葬で行なう場合、ご近所の方や会社関係の方にも「死亡の告知」

は必ずすることが肝要であり、

「家族葬で行いたいのでご会葬が辞退したい」

ということをはっきりと告知することが大切です。

何かを「辞退」する時の礼儀としては必ず「告知」することは常識

であり、義務だと思います。最近では新聞を使って

「家族葬ゆえにご会葬お断り」の告知をされる方もいらっしゃいます。

これはとても良いことだと思いますし、今後も増えていく家族葬には是非

必要なことではないでしょうか。

「内緒」というのは最後まで内緒でなければいけませんが、残念ながら

途中でバレてしまうことがほとんどです。

途中でバレてしまうなら最初から内緒にしないほうが良いに決まっています。

「家族葬をするには家族葬の告知が必要」

ということが広く多くの方の常識になるように私たち葬儀社が啓蒙活動に

取り組んでいかなければなりません。





無印の車でお客様のところに行くのは何か後ろめたいことをしているようで、

フューネの社員はやりたくないお客様からの要望なのです。











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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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