地震

東北地方を襲った今回の地震の被害はあまりにも、悲惨で次々に入って

くる続報になんともいえない気持ちでいっぱいです。

津波に襲われた街が壊滅的な被害を受けた映像を見る度に、涙が自然に

出てくるような情景であり、阪神大震災の時の衝撃を超える今回の地震

はおそらく一生忘れることができないでしょう。

幸い、私たちの本拠である愛知県は気持ちの悪くなる長い揺れは

襲いましたが、大きな被害はなくホッとしているところです。

この非常時に企業として個人としてせめてできることから地震の被害に

遭われた方に支援をしなければなりません。





フューネでは地震発生の2日目の朝、朝礼に於いて命を失った方に対し、

黙祷をささげました。

何かをしたくても何も出来ない時はただ祈るしかないのです。

そして、朝礼での私の訓示は、

 『幸いにして豊田市では被害を免れましたが、もしも豊田市で

このような災害が起きたことを想定し考えてみましょう。

フューネは豊田市と「災害における棺等葬祭用品の供給に関する協定」

を締結しており、大災害時に協定に基づき行動することを約束して

あるものであり協定を締結している以上は間違っても地震における

「臨時休業」では許されません。

つまり、今回の東北地方で自分も被災者であるにも関わらず、

家族の安否を確認できずに災害支援をしている警察・消防・自衛隊・

医療関係者と同じことを要求されます。

おそらく、被害の激しいエリアの葬儀社は不眠不休の対応を迫られて

いることでしょう。そして、被害に遭われ命を失った方に対し、到底満足

のいくレベルの供養が出来ないことに苛立ちを感じているはずです。

このようなことを申し上げる私自身も実際にこのような地震の被害に

直面した時に果たして「家庭」を犠牲にして仕事ができるのか

自信がありません。

しかしながら、このような非常時に出動することも葬儀社としての

使命なのです。

今回、イザという時、家庭を犠牲にしなければいけない可能性がある

ということを社員の皆様がよく考え、是非そのことを家族の皆様に

お話して頂く絶好の機会です。

是非、家に帰ったら家族に話して葬儀という仕事を家族の皆さんに

理解してもらうようにしてください。』





訓示で述べた豊田市との「災害における棺等葬祭用品の供給に関する協定」

はできることならば実際に発動されることなく未来永劫、

時が進んでいくことを心から願っています。




今回、電話やメールが繋がらない中で情報収集の場として

役に立ったと言われるツイッター

私も地震発生直後から、地震の情報収集をするのにすごく役に立っています。

ツイッターがこの世に存在してから初めての日本での大きな地震。

今後も非常時にツイッターの威力が発揮されることでしょう。

ツイッターの投稿には今回の地震に関連する

「感動的」なつぶやきも多数あります。

まだまだ、日本も捨てたものではないなと思いました。

ツイッターに寄せられた感動的なつぶやきが一覧でご覧になれますので

是非、ご覧ください。

http://prayforjapan.jp/tweet.html



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初めての方へ FUNE公式サイト

三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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