- フューネ(会社)のこと
葬儀の担当者とフィーリング
考えて頂ければ解ることですが、葬儀社に勤める全社員が お葬式の担当をするわけではなく、葬儀の担当者...
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どの仕事にも「7つ道具」と言われる、その仕事ならではの理由で
重宝する道具があります。
例えば、大工さんの場合、ノコギリやトンカチなどの道具です。
葬儀屋さんにおいても「7つ道具」というものは存在し、
お葬式の現場に行く時は必ず持参する小道具があるのです。
その7つ道具と言われる道具の中で、近年急速的に必要だったものが不要に
なったものがあります。
それは「画鋲」なのです。
寺院や自宅でお葬式をするような時は今でも大量な画鋲が必要なのですが、
そもそも寺院や自宅でお葬式を希望される方がほとんどいなくなってしまった
ので不要になってしまったのです。
画鋲は主にお葬式に関連する幕類を設営するときに絶対に必要な道具で
あり、幕を張ることで日常の生活スペースを非日常の空間へと変化する
ことが出来ます。
葬儀屋さんにとって、幕を張ることの技術は葬祭ディレクター試験にも
必ず技能審査のある基礎的な技術なのですが、実際のお葬式で
幕を張るということがほとんど行われない今では幕を張ることが
出来ない葬儀社の社員も多数存在するようになったのです。
そういう私自身、幕張りは苦手な部類の仕事であり、基本的な幕張りは
出来るのですがちょっと凝った作品は出来ないのが実情です。
幕張りが当たり前の仕事であった頃の葬儀屋さんの事務所や倉庫では
画鋲が至るところに落ちていて、誤って素足で踏んでしまい悲鳴が至る所から
聞こえてきたものです。
同時に車が画鋲を踏んでしまい、時にはパンクしてしまうことがありました。
今ではそんな画鋲にまつわる悲劇の現場は多くの葬儀社で起こることもなく、
ベテランの社員さんにとっては懐かしい思い出なのです。
そもそも現代の自宅では仮に自宅でお葬式を行う場合でも、画鋲を打つことを
多くのお客様が拒否をします。
幕を張る為に画鋲を打つと穴だらけになってしまうのが一番の理由
ですが、本来、幕を張るということは、結界を作るという意味合いの
他に汚いところを隠すという現実的な理由があります。
しかし、現代の自宅では幕で隠さなければならないほどの汚いところは
無いのが実情ですから、幕を張る意味もあまりないのです。
画鋲が7つ道具から消えてしまった葬儀事情でした。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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