走るな!!動くな!!

フューネの新入社員を早く一人前の葬祭ディレクターにするには

日々教育が欠かせません。専門的な知識や技術からビジネスでは必須の

マナーや常識まで覚えることは山のようにあります。

葬儀業界でいわゆる一人前と呼ばれるくらいのスキルを習得するのに

必要な時間は早くて3年通常では5年の歳月を要します。

フューネの「感動葬儀。」を実現するスタッフになるにはさらに教育が

必要でフューネでは業界水準と比べても社員教育にお金も時間もかけて

います。やり直すことができないお葬式をお客様の満足の行くサービスの品質

にする為にはそれなりの努力が必要です。



さて、教育の基本動作としてとても初歩的なことですが、重要なことが

あります。

それは、『走るな!!動くな!!』です。

ホテルやテーマパーク、葬儀会館などの人が集まるところのスタッフは

基本的にお客様の前で「走る」という行為は厳禁です。

例えば、ホテルのスタッフが一斉に走り出したら・・・・

テーマパークのスタッフが一斉に走りだしたら・・・・

お客様は「何か緊急事態が起きたに違いない」

と不安になります。場合によってはパニックになることも。

葬儀会館も全く同じであり、葬儀社の社員が走るこということは

お客様に不安を与えることだけの結果となってしまいます。

「走りたくなるくらい急いでいる時こそ、

いつもよりゆっくり歩くように心がけよ。」


という指導が行われています。

慌てているときは本人がゆっくり歩いていると思う意識で実際には

ちょうど良いスピードですから。





「動くな!!」

という指導は主に式典の中心人物に対してです。

例えば、葬儀の司会者が他のスタッフの動きが気になって司会台を離れて

ウロウロしてしまうと厳粛の空気の中行われているお葬式が台無しになって

しまいます。

葬儀の司会者というのはフューネでは葬儀の担当者であり、施行に対しての

責任者ですので、すべてのスタッフの動きに気を配らなければならない立場

なのです。その為、どうしてもうまく動いてくれているのか気持ちがソワソワして

しまいますが、それをお客様に悟られないようにする為には動かないという

ことだけです。

新人の司会者ほど動いてしまい、どうしても見苦しいのですが当の本人は

気づいていないということがほとんどです。

スタッフの不安な気持ちが態度にモロに表れてしまう2つの行動を

しっかり管理するだけでお客様に安心してお葬式に集中して頂ける

空間演出が可能になるのです。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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