乳幼児の対応

厳粛なお葬式を最も台無しにするのは「音」

お葬式に限らず、あらゆる式典において雑音は天敵です。

先日も米名門オーケストラ、ニューヨーク・フィルハーモニックの

コンサートで携帯電話のアラーム音を切らず、

演奏中断のハプニングというニュースが流れていました。

お葬式でも時折、携帯電話の着信音が静寂の会場に響きわたりという

状況が発生してしまいます。

「マナーモードもしくは電源をお切りください」

というご案内と毎回必ずしているのですが、それでもこのようなハプニングが

無くならないのは残念です。




携帯電話の着信音よりも大きくて、時を選ばないのは

乳幼児の泣き声です。

赤ちゃんは泣くのが仕事ですし、何も罪は無いのですが、厳粛な空間を

作り出している葬儀のプロからすると「天敵」です。

大抵の場合、泣き始めたらお母さんが乳幼児を連れて会場の外に行って

頂けるので、会場に延々と泣き声が響きわたるということはないのですが、

中には自分の子が泣いてもいても知らん顔でそのままのお母さんが

いるのです。

これでは式典が台無しになってしまうので、フューネではお母さんに

外に連れていって貰うようにお願いするのですが、

そういうお母さんに限って外に行かされることに不服で

時にはクレームになってしまうことも。

それでも、厳粛な空間演出をする上ではクレーム覚悟で対応します。




そもそも、乳幼児が葬儀会館にいるという情景は間違いなくお亡くなりに

なられた方からみるとその子自身が近い近親者であるということが

ほとんどです。

お葬式に参加しなければいけない理由があるのです。

そのような時は周りの迷惑を気にするよりもお葬式に参加させることが

大事です。子供はお葬式の空間をいつもと違う緊迫した空気として捉え、

大きな声で泣いてしまうかもしれませんが、その時は外に連れていけば

良いのです。












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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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