- フューネ(会社)のこと
葬儀の担当者とフィーリング
考えて頂ければ解ることですが、葬儀社に勤める全社員が お葬式の担当をするわけではなく、葬儀の担当者...
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私は葬儀屋さんの2代目です。
社長に就任したのは2005年の私の30歳の誕生日から8日後でした。
それから、今日まで早6年の歳月が流れ、
なんとか葬儀屋さんの2代目としての役割は果たしているように思います。
父である先代の社長が元気の内に事業承継をするということで、
世間の基準ではいささか早いような気がしましたが、今思えば
どうせなら、早くて良かったと思う今日この頃です。
さて、日本全国の葬儀屋さんを見ていても団塊の世代が社長である
ケースが多い為に、次の世代へのバトンの受け継ぎが今頻繁に行われて
います。私と同世代の葬儀社の社長が増えてくることは嬉しいことです。
ですが、必ずしも順調に事業承継が行われてはいないのが現状です。
子供は何人もいるのに、誰も葬儀屋さんを継がないで廃業を余儀なく
される葬儀屋さんもあるのです。
後継者がいない理由として子供がただ、「葬儀」という仕事が
好きではないということももちろんありますが、この問題の根本は
別のところにあります。
それは、葬儀屋さんの未来に魅力がないから。
平たくいえば、「儲からないから」なのです。
今、お葬式が家族葬の増加で日本中の葬儀屋さんの平均客単価を
大幅に減少させています。
特に葬儀会館の持っていない葬儀屋さんは昔からのなじみのお客様も
葬儀会館のある他の葬儀社に行ってしまい、
客単価の減少と葬儀施行数の減少の
ダブルパンチなのです。
これでは、以前ような収益を出すことはまず不可能なことです。
このような葬儀屋さんを継ぎたいと思う後継者が現れないのは
自然のなりゆきなのです。
幸い、フューネでは先代が築いてくれた葬儀会館網があり、長年培った
お客様からの信用もあり、後継者の私にとっては恵まれた環境でした。
ですから、事業承継がうまくいった理由の一つではあるはずです。
葬儀屋さんに限らず、後継者不足に悩んでいる業種の共通項は
「儲からない」ということ。
適正な利益を確保するということは企業が長く続く為には
絶対に欠かせない秘訣です。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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