- フューネ(会社)のこと
葬儀の担当者とフィーリング
考えて頂ければ解ることですが、葬儀社に勤める全社員が お葬式の担当をするわけではなく、葬儀の担当者...
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前回のブログ記事「葬儀の司会」に続き、今回も「葬儀の司会」に
ついて書かせていただきます。
お葬式の司会に限らず、司会者の力量が式典やパーティの可否に
大きく影響することはみなさん御承知の通りだと思います。
では、上手な司会者と下手な司会者との違いは何か?
確かに司会のお仕事を長年やっている人とデビューして間もない人では
長年やっている人のほうが上手であることのほうが多いのですが、
単純にキャリアの差で上手・下手とならないのがこの職業です。
ハプニングの連続であるお葬式において葬儀の司会者は
常に先を読む力とハプニングが起きた時に
即座に対応できるアドリブは司会者にとって
重要なスキルであると言えるのです。
お寺さまが急病で倒れた・喪主のあいさつで言葉が出てこない・
弔辞予定者が遅刻した・お経が長く大幅に予定がくるった
このようなハプニングは日常茶飯事です。
さらに、葬儀の司会としていて落ち着かないことは、
「霊柩車の配車が遅れること」です。
特にお経が終わってしまってもまだ会場に
霊柩車が到着しない時は気が気ではありません。
火葬場へ出棺できないというハプニングは想像しただけでも
「ぞっ」とするほど、嫌なことです。
一生に一度のお葬式ではあってはならない事故とも呼べる、
葬儀社にとって痛恨のミスですから。
さて、上手な司会者と下手な司会者の決定的な違いは
「下手な司会者ほど、よくしゃべる」
ことです。
葬儀という儀礼式の中で、
究極の司会は
「葬儀を始めます」
「葬儀を終わります」
の2フレーズだけしか発声しない司会者なのです。
これは簡単そうでなかなか出来ないのです。
たった二言で式典を組み立て、お客様から「さすが」と
言われる場の空気を創りだすことは並大抵のこと
ではありません。
これが出来ないから、様々な修飾した言葉が
必要になってくるのです。
たった二言でお客様を「感動」させる。
究極の司会業を目指していきたいものです。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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