話に夢中な人々

葬儀会館には、本当に大勢のお客様がいらっしゃいます。

お通夜かお葬式の参列をされることを目的をしてお越しくださいます。

お葬式は確かにお亡くなりになれた方との別れの場ではあるのですが、

参列されるお客様にとって出会いの場でもあるのです。

例えば、学生時代の恩師の先生のお葬式に参列したところ、

数十年ぶりに再開した学生時代の友人。

このようなことは葬儀会館では日常茶飯事のことです。

私たち葬儀社はお客様の同士の出会いの場を提供しているという

社会的役割を担っていると自負しています。



出会った当事者は数十年ぶりの再会にすっかり「感動」してしまい

お互いにこれまでのことのなどお話され、すっかり会話に夢中に

なってしまうのです。

いつしか、お葬式の開式5分前になっても話に夢中でお葬式がはじまっても

一向にお話しをやめようとはしません。

「厳粛」な空間を演出することが葬儀社としてとても大事なことですが、

おしゃべりをやめて貰わなければ、空間演出ができないのです。



フューネではこんなときは口頭でのお願いができませんから、

はがきサイズのメッセージカードを使います。

「おそれいりますが、少々声のトーンが大きいので、

お静か願います。」

人は「止めてください」と注意すると、いくら自分が悪いと思っていても

注意した相手に反抗するものです。

注意された相手のプライドを傷つけない為の配慮も必要なのです。

もっともこのカードはあえて黄色にしてありませんが、

フューネからお客様に対するイエローカードなのです。






話しに夢中になりすぎて知らず知らずにまわりに迷惑をおかけしてしまうことは

誰にでもあるのもの。

気をつけていきたいものですよね。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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