傷つく言葉に負けずに。

「葬儀屋なんて縁起が悪い。何しに来た!!」

フューネの営業員がこのような言葉を浴びせられるのは

日常茶飯事のことです。

「縁起が悪い」くらいならまだよいのですが、その人の人格の否定される

ような罵り方や時には営業員に向かって塩をまかれることもしばしばです。

営業の社員はほとんどが女性で、このようなお客様からの傷つく言葉に

時にはくやし涙を見せています。

もっとも、フューネの営業の仕方は葬儀会館の周辺の地域のご自宅を

1軒1軒訪問してフューネの会員のご案内をしている訳ですので、

お葬式に全くご縁のないお宅に訪問することは必然なのです。

お客様の立場からすれば、いきなり葬儀社の営業が自宅にくる訳ですから、

ご気分を害されるのは仕方のないことです。

仕方のないことですが、「縁起が悪い」といわれるのは

私たち葬儀社の社員にとって大変不本意なことです。




「死」はいつやってくるのか誰にもわかりません。

突然やってくる「死」に対応できず、慌てて大変な思いをされているお客様を

毎日のように見ているからこそ、最低限のお葬式の知識と会員になることに

よって金銭的な負担を軽減できることをお客様にお元気のうちに

もしもの時の「備え」として準備して頂きたいからこそ、

1軒1軒お客様のご自宅を訪問しているのです。

その意味では大地震の備えとして非常用の備品を揃えることと何ら変わりは

ありません。もしもの時に備えがあることとないことは先の東日本大震災でも

実証されています。

縁起が悪いだけのお葬式ならば、お葬式が終わった後に、心からお客様に

感謝されることはないのですから。




「縁起が悪い」と言われるお客様のいらっしゃる一方で、大切な方が

余命宣告を受け、どうしていいのかわからないお宅に偶然訪問してしまい

大変感謝されることもあり、私たちを本当に必要としてくれる人がいる

からこそ、傷つく言葉を恐れず、お客様のご自宅に訪問営業ができるのです。

営業は本当に奥が深いお仕事です。

もしも、みなさまのご自宅に葬儀社の営業員が突然やってきても

どうか、心無い言葉をかけることだけは少し我慢して頂きたいのです。







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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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