喚鐘

フューネの葬儀会館、葬場殿紫雲閣サンクリークには

喚鐘(かんしょう)と呼ばれる鐘が設置されています。




※上の写真は葬儀会館サンクリークの喚鐘※

喚鐘は半鐘(はんしよう)、小鐘(しようしよう)とも呼ばれ、

仏教で用いる鳴物(楽器)の一種です。

青銅鋳造製で梵鐘の小型のものだと思って間違いないです。

よく寺院にいくと堂内や軒下に吊ってあるのを見たことはありませんか。




フューネではお葬式の開始前に複数回この鐘を鳴らします。

昔は寺院でお葬式があると梵鐘や喚鐘を開始前に鳴らしました。

もともと喚鐘の〈喚〉が示すように,僧侶らを集合させたり,

儀式の開始などの合図のために打ち鳴らす場合が多い喚鐘ですから、

お葬式の開始前に鳴らすことは本来の目的を順守している行為なのです。

実際に開式前に打ち鳴らすことにより、参列者のおしゃべりなどで

ざわついていた葬儀会館内のざわめきが一瞬にして静寂に変わる瞬間は

この鐘を鳴らす時に一番面白いと思えるのです。




フューネでは葬儀業界では先駆けて常に新しい商品やサービスを

提供していますが、決して新しいものがすべて良いという

考えではありません。

「変えて良いものは変え、変えていけないものは絶対に変えない。」

これを一番大切にしています。




「故(ふるき)を温(たずねて)新(あたらしき)を知しる」

という「温故知新(おんこちしん)」という四字熟語の

意味のとおり、昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、

新たな道理や知識を見い出し自分のものとすることはこれからも大切に

していきたいものです。

喚鐘は私たちにとってたとえどんな時代になろうとも

「葬儀の本質を忘れるな」

という警鐘であると思うのです。





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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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