座布団

最近、使用頻度が少なくなってきたフューネの備品の一つをご紹介します。

それは「座布団」

お葬式や法要などでは重宝する座布団ですが、使用頻度が激減しています。

葬儀会館の和室であっても和室用の椅子を使用するようになって

お客様からは大変好評を頂いています。

また、一般的な家庭でも住宅事情の変化から、自宅で大勢のお客様を

お招きしても、座布団を使用するような食事会も減っています。

和室ではなくリビングにお客様をお招きするケースが多くなりました。

本当に今の日本人は正座をしなくなりましたよね。




もともと、日本家屋の間取りは使い方によってどうにでも変化させることの

できる便利なものです。例えば、ちゃぶ台を出せば食事スペースになり、

ちゃぶ台をしまって押入れから布団を取り出せば寝室になります。

そして、急な来客があっても座布団を並べれば即座に客の席をつくれます。

座布団は日本家屋をさらに便利に使用する為の本当に便利な小道具です。

便利な小道具もライフスタイルに合わせて使用する機会が減ってしまうのは

残念です。

今ではフューネの葬儀会館においてもお客様だけでなく、お寺様さえも

寺院様専用の椅子を利用されるようになっています。

お寺さまでも座布団を出すと、嫌な顔をされる場合もあるのが現実で、

座布団でなく、和室で椅子を出すことが「気が効いたサービス」

なってしまっているのが現状です。





ところで、お客様に座布団を勧める時はたたんだものを開きながら

お客様に勧めるのが作法といわれています。

「開く」という行為が運が開けるに通じて縁起がいいからというのが

最大の理由ですが、お客様の前で開くことにより、

「座布団には何も仕掛けがないので、安心して座ってください」

ということをしめているのです。





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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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