職業に貴賎なし

世の中には様々な職業があります。

本当にこんな仕事もあるの?と疑いたくなるような職業まで

含めるといったいどれだけの職業があるのでしょうか。

職があるのは、「生きて行く為の金銭を稼ぐ」という

究極の命題があり、そうかと言ってどのような仕事でも良いのかと

いうと人間には向き不向きがあり、さらに特殊な専門知識や資格が

必要な職業もあり、誰もが本当に就きたい仕事に就いているのか

というと「NO」と言わざる得ません。

それでも、お金を頂いている以上、精一杯仕事をすることが職業人と

して当然のことであり、その人のプライドそのものだと言えるのです。

そのプライドがあるから、職業の種類に上下はありません。

「職業に貴賎なし」

ということなのです。




ところが、他人から見ると自分自身の観念で相手の職業をついつい評価

をしてしまいがちです。

自分の嫌いな職業についている人を低く見てしまったり、逆に憧れている

職業についているひとを高く評価してしまいます。

これが「職業に貴賎あり」ではと思えてしまうのです。




昔から葬儀社の仕事はしばし、社会的な地位を低く見られてきました。

これは「死」に対するケガレや言霊(ことだま)が強く影響しています。

例えばアメリカでは人のいのちを扱う尊い仕事として国家試験に合格しない

と葬儀社の仕事に就けないことを考えると日本で評価が低いのは

本当に残念なことだと思います。

実際、私の幼少の頃も親の職業が葬儀屋というだけでいじめの対象に

なった経験もあり、「職業に貴賎なし」という言葉は間違いだと思っていました。




私たちの葬儀業界にも本当に素晴らしい人格者がたくさんいます。

自分の会社や目先の利益のことだけでなく、この国のお葬式の文化

の伝承を真剣に取り組んだり、「いのちの尊さ」について多くの人々に

伝える活動をされている人。

精一杯仕事をすることが職業人として当然のことであるのなら、

誇るべき業界は私たちフューネの社員も含めて本当にたくさんの人が

います。

その人たちを見るとやはり「職業に貴賎なし」だと思えるのです。






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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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