電話が怖い

葬儀社にとって電話は生命線です。

お葬式のご依頼というのはほとんどと言って言いほど、電話からの

ご依頼のみです。しかも365日24時間いつご依頼あるのかわからない

のです。

フューネでは365日24時間、3コール以内で電話に出れる体制を

とってもしもの時のご連絡をお待ちしているのです。

この体制を築くには人材の教育とコストがちょっと違います。

必然的にかなり高いレベルの電話応対を要求される訳ですから、

初めから誰でもできる訳ではありません。

お葬式のご依頼を頂いた時に、冷静かつ的確に応対できるように

なるまでに最低半年はかかります。

フューネに入社される新入社員にとってほとんどの人が

「電話は怖いもの」

という恐怖にかられます。




冷静な応対ができるようになるにはなんと言っても場数を踏むこと。

すなわち、経験しかないのです。

初めは、フューネの社員から係ってきた電話をとることを許され、

それに慣れてきたら、お客様からの電話をとることを許され、

それでもし葬儀の依頼を受けてしまったら、すぐに先輩社員に電話を

変わり、横でお客様との応対を聞いて覚えていきます。

そして、自分自身が葬儀のご依頼を受けれるようになっても、

横で先輩社員がハラハラしながらお客様の応対を見守り、

やっと安心して任せらるレベルになるまで、約半年かかるのです。





電話の恐怖から逃げずに頑張ってはじめて一人前のオペレーターに

なっていくのです。

現在は「ナンバーディスプレー」というサービスが当たり前になり、

電話を出る前に相手をある程度確認することが出来ますから、

非常に楽になりました。

それでも、電話に恐怖を感じている新入社員からすれば、

「葬儀の依頼」

とディスプレーに表示してほしいと思っているのです。





「葬儀のご依頼」というディスプレーに表示はされなくても

まず、葬儀のご依頼だとわかる電話があります。

まず一つ目は「深夜の電話」

深夜1時から明け方までになる電話は葬儀のご依頼以外の電話は

ほとんどありませんから。

2つ目は「コウシュウデンワ」という表示の相手です。

電磁波の関係で病院は携帯電話が使えないところがある為、

携帯電話を持っていても公衆電話から葬儀のご依頼をしてくるケースが

あるのです。しかし、最近は病院内に携帯電話の通話可能なスペース

を設けるようになってきて、公衆電話からの葬儀のご依頼は減少の

一途をたどっています。




お客様の電話の応対を楽しく感じられるようになるまで、今日も新入社員の

電話の特訓は今日も続きます。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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