嫌がらせのために。

ある日突然、頼んでもない宅配ピザやお寿司が自宅に来てしまったら・・・

これは間違いなく何者かの嫌がらせでしょう。

自分の身に何か非が有り、他人から恨まれているのかと不安になって

しまうでしょう。

フューネにも年間数件ですが、架空のお葬式のご依頼があります。

実際には誰もお亡くなりになっていないのに、ほとんどの場合が

嫌がらせのために現在生きていらっしゃる実在の人物が亡くなったと

何者からかわかりませんがご依頼があります。

実際に指定のご自宅に駆け付けてみると、誰も亡くなっていない訳

ですからフューネにとっても営業妨害であり

とても腹立たしいイタズラです。

というか犯罪でしょう。

しかしながら、私たちは怒っていれば良いのですが、被害に遭われた方

は何とも言えない悲しい気分になっているはずです。

しかも、このような場合フューネがご指定の自宅に急行すると複数の葬儀社

が既にいるというケースがほとんどです。

そのような自宅にいくと借金の督促が玄関に張ってあったりして、明らかに

金融業者の仕業だと思うのですが、こちらも証拠がないのです。




私たちもプロですから、このような架空の葬儀依頼をある程度

見分ける方法を知ってはいます。

①依頼電話が非通知であること
②病院でなくて自宅に来て欲しいという依頼
③大抵の場合、夜間のご依頼


上記の3つを満たしていたらまず、怪しいのです。

今時、非通知でお電話を頂くお客様はまずいらっしゃらないですし、

お亡くなりになる方の90%以上が病院や老人ホームなどの施設で

亡くなる現代に自宅に直接行くケースはかなりの少数派です。

そして、相手の嫌がる時間帯を考えると必然的に夜間・深夜になるのです。

ここまでで相当怪しいのですが、それでも私達はお客様のところに

行かなければならないのです。たとえ10回とも空振りでも、

もしも、一回が本当のご依頼であればお客様に対しての裏切りであり、

「疑ったこと」に対して信頼関係の構築は容易では無くなります。

何と言っても葬儀社は「信用第一」ですから。




嫌がらせの為に、葬儀社を利用するのは絶対に止めて頂きたい。

架空の葬儀の対応をしていることで本当にお亡くなりで困っている

家族の応対が遅れてしまうのですから。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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