見える化

「サービスを形で見せよ。
お客様が気づいて初めてサービス」


この言葉は社会人になった最初の研修で教えて頂いた金言です。

おかげさまで今日までこの言葉を何かをするときに思いだし

サービスを形で現わすことを意識してきました。

目に見えないサービスという商品でも形で見せることがとても重要なのです。

サービスにおいても「見える化」が必要です。



今、「見える化」という言葉は何かにつけ非常に重要なキーワードと

なっています。見積書を必要とする物品の購入においてもサービス料や

人件費・雑費などを含めた総額表示が基本ですし、消費税を含めた

総額表示は今では常識です。

例えば、税別というあいまいな表記ではなく消費税1000円と明記する

ことが見える化の基本です。

また、会社の業績を内外の関係者にお知らせしたり、ある事項の

決定事項だけでなくその結論に至った経緯を公開することも

見える化の一つです。



さて、「サービスを形で見せる」ことの重要性は年々増してきている

と云えます。

なぜならば、お客様が気づかなくなってしまっているからです。

例えば、葬儀会館に花瓶にお花を飾ってあっても、以前は何も言わなくても

わざわざ、お花を活けて私たちの為におもてなしをしてくれたとお客様は

思っていただけましたが現在は

「あなたの為にお花を活けたのです」

という趣旨のことを言わないと気づいていただけない方が間違いなく増えて

いるのです。同様にお葬式やお葬式後のことの相談に乗ることも「サービス」

だと言わなければ、お客様からすれば只の親切な人で終わってしまうのです。

もちろん、お客様から親切な人と思われるのは素晴らしいことなのですが、

お客様がサービスだと気づいてくれないと

「サービス料を取っているのに何もしてくれない」

とお叱りを受けてしまうのです。

お客様が気づいてくれて初めてサービスであることはサービスを提供する

ものとしていつも意識しなけれればならない大事な教訓なのです。




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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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