感動葬儀。あえて不便に。

もうすでにと言ったほうがいいのでしょうか。

葬儀業界にもIT化の波は当たり前のように押し寄せています。

葬儀の打ち合わせにiPadを導入している葬儀社数多くありますし、

葬儀の受付所で電話番号を打ち込むとご自身の住所や名前が自動で

受付表に印字してくれるといったような機械を導入している葬儀社も

あります。もちろん便利なのは良いことです。

しかしながら、便利さを追求するなかで私たちは何か大切な物事の

本質を忘れてしまうこともあるのです。




フューネが提供する葬祭サービスでは、便利すぎると言ってよい現代の

中であえて不便にしていることがたくさんあります。

例えば、 「そうそうの森」シリーズの葬儀会館では玄関の扉を

あえて自動ドアを使用していません。その代わり、通夜・葬儀の

一時間前からドアマンを配置してお客様がお越しの際はドアの開け閉め

をしています。

葬儀会館の中での会葬者へのお茶のサービスも給茶器をおいてご自由に

どうぞという葬儀会館が増えている中、フューネではあえてそのような

セルフサービスの機械を導入せずに係員がお茶をお運びしています。

確かに不便かもしれませんが、その不便さの中でお客様とフューネの

社員の間に自然とコミュニケーションが生まれます。

それがとてもとても大切なことなのです。



多くの葬儀社で使用している備品にお棺を運ぶストレッチャーが

あります。これは100kg以上の重いお棺を小人数で運ぶ時にとても

重宝しますが、フューネで使用するのは必要最低限の使用にしています。

最後はというとフューネにとってお客様であるご遺族・ご親族様に

あえて重いものを持って頂きます。

なぜかというとお葬式の時に重たかったお棺というのが記憶に

必ず残るからです。

ですからあえて不便にわざと演出するのです。




そもそも冠婚葬祭というものは効率を求めたら何も残らないものだと

思います。あえてもったいぶって行う儀式に一つ一つの大切な意味会い

が含まれているからこそ、便利な世の中にあえて不便さを追求するほうが

良いのです。




















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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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