ジャストインタイム

14日から大雪は関東圏の交通麻痺をはじめ山梨県では陸の孤島化して

しまいました。私の知り合いも出張などで今回の大雪にはまり、

1日・2日くらい足止めの被害に遭われた方が数人いらっしゃいます。

今回、15・16日に横浜・東京に出張に行った私でさえも、新幹線の遅れ

や在来線の運休、タクシーが捕まらないなどの不便は感じました。

交通網の混乱により、物資が届かずやむなく店舗が休業してしまうなど

の影響は関東圏だけでなく、全く関係のない豊田市の店舗でもあったのです。

さらに、基幹産業であるトヨタ自動車の工場が停止してしまいました。

本当に交通網の混乱であらゆるものがストップしてしまうという現実を

改めて実感させられました。




私たちの生活は便利になればなるほど、備蓄を持たないようになってしまって

います。自宅の冷蔵庫には何も入っていなくても近くのコンビニで必要な

物を必要な分だけ購入することが出来てしまう以上、廃棄ロスがほとんど

出ないような効率を知らず知らずの間に優先してしまっています。

現代の生活はまさにジャストインタイムなのです。

反面、今回の大雪でも山間部の過疎の村に住んでいる方は食糧の備蓄が

数日分はあるのです。それが例え食べずに無駄になってしまっても

「備え」を怠ることは死を意味することもあるはずです。




さて、フューネでも年々在庫というものを極力持たないようになって

しまっています。流通網の発達により配送がスピーディかつ正確に納品

できるようになってきていますから、無理に在庫を持つ必要はありません。

そのため、葬儀に関する、お棺や生花、消耗品と呼ばれる備品類は

以前と比べて小ロットになっています。

今回の大雪は1日・2日の交通網の遮断で済み、何も影響はありません

でしたが一週間も止まれば、確実に葬儀に影響を及ぼすことが明白です。

非常時においてすぐ必要な葬儀の備品はお棺ドライアイス

ですが、幸い恵まれているのはお棺の製造メーカーが地元豊田市に

あるということ。このおかげで、非常時に大量に必要になってくる

お棺をフューネは備蓄をしなくても対応できるのです。




便利さが増してくればくるほど、不便になった時の反動が大きくなるのは

仕方のないことでしょうが、せめての「備え」をしておきたいものです。

災害とは必ず「想定外」の時にしかおきません。

「想定外」を想定することが「備え」ですから。















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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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