葬儀会館の駐車場

全国津々浦々にある葬儀会館ですが、一部の大都市にある葬儀会館を

除いて無くてはならないものは駐車場です。

ご遺族・ご親族の駐車スペースの確保だけでなく、参列者の方への

駐車場の確保というものがとても大変なのです。

正直、葬儀会館にはこれだけあれば充分だという目安こそありますが、

これだけあれば満車にならないという保証のできる数字というものは

ありません。飲食店や物販の店舗の駐車場ならば、一日の内に来店客の

ピークというものはあるけれど、一日中絶えず車が出たり入ったりして

一日の総来場者数分の駐車場の確保は必要はありません。

しかしながら、葬儀会館の駐車場というのは一日のうちに使用している

時間は葬儀の一時間と通夜の一時間のみであとは大方ガラガラという

状態です。仮に飲食店や物販の店舗の駐車場ならば「満車」という

状態であったならば、お客様を逃がす結果になるにしてもお客様に

空車になるまで待って貰うことができますが、葬儀の場合はそうは

いきません。駐車場が満車だからと言って参列を止めるという方は

まずいませんし、そうあってならないから何台あっても足りないもの

なのです。




ところが最近はせっかく用意した大駐車場が満車になることが滅多に

なくなってしまいました。理由は簡単。家族葬が増えているから

なのです。当然、駐車場の維持にコストがかかる以上場合によっては

駐車場を縮小しなければならないこともあります。

フューネの葬儀会館は比較的駐車スペースに余裕のあるところが多い

ですが、今後は縮小も踏まえて整備していかなければならなくなるでしょう。



さて今、一番駐車場で困るのが家族葬専用葬儀会館の駐車場です。

家族葬で行う予定のお葬式に近所の方や会社関係の方の参列が止められな

かった時や通夜まで諸事情により家族葬から従来のお葬式に変化して

しまう時などです。

当然、家族葬のみを想定した駐車スペースしか確保していませんので

駐車場がすぐに満車になってしまいます。




「大は小を兼ねる」といいますが、葬儀会館の駐車場のバランスは

葬儀会館を経営しているものとしてはとても悩ましい問題なのです。









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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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