あきらめない心 

年々、事前に葬儀の相談をされるお客様は増えています。

お元気なうちに自身の葬儀のご相談というケースも増えていますが、

そうはいっても多くの場合は医者からの余命を宣告されたケースが

ほとんどです。看病をするご家族様の気持ちを考えるととてもつらい

相談だとは思いますが、そうかといって死を迎える瞬間まで葬儀の

準備をしないのはいざという時に慌てるだけなのです。

いかなる状態の時でも葬儀の相談はしたほうが良いのです。




迫りくる死に対して、たとえ一日、一時間、いや一分・一秒まで

長く生きて貰いたいという気持ちは家族なら誰もが持っている

感情でしょう。葬儀のご相談にお越しになられるお客様は

葬儀の相談をするという行為の裏側でこの感情を持ち合わせて

います。

お客様は葬儀の相談をしつつもご心配な相手が生きることに

諦めてはいないのです。



葬儀のご相談の最中に、訃報のご連絡を頂くこともしばしありますが、

葬儀の相談をしたから、余命宣告を受けた日よりも長生きをしたいって

お葬式にフューネの社員にお礼を言われることがあります。

科学的には葬儀の相談と延命には何も関係がないと思いますが、

葬儀の相談をすることで、迷いや悩みから解放される要素があることは

事実です。結果的にお客様からそのような感謝の言葉を頂くことは

葬儀社として無上の喜びです。




人は時折は奇跡をおこします。

余命宣告を受けていた方が病気が全快した。

事故などで瀕死の状態から元気になった。

お客様から

「せっかく行った葬儀の相談が無駄になってしまって申し訳ありません。」

と謝っているけど笑顔の葬儀の相談のキャンセルは、葬儀社として

仕事が無くなってしまったという事実なのですが、こちらもとっても

うれしい出来事です。

今や葬儀の相談は保険に入る相談と何ら変わりません。

葬儀の相談を通じて、お客様の「あきらめない心」

体感できるのは葬祭ディレクターとしての最高の役得です。



































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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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