- フューネ(会社)のこと
葬儀の担当者とフィーリング
考えて頂ければ解ることですが、葬儀社に勤める全社員が お葬式の担当をするわけではなく、葬儀の担当者...
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人間が人間としての尊厳を保つことのできる一つの指針として
「役に立つ」というものがあります。
自分の行いや存在が誰かの為に役に立つことがわかった時に
人は喜びを感じます。
元々、私たちは生まれながらにして「働く」ということをDNAに
プログラミングされているのです。
「働く」とは「傍(はた)を楽にする」と書いて他人を
楽にしてあげることだという教えもあるのです。
当然のことながら生きていく為にはお金も大事なのですが、
「役に立つ」と思える自己満足こそ、一番の原動力に繋がるのです。
ですから人は働きは最上の喜びであり、働きによって得られた名声や
他人からの評価は自身にとって勲章そのものなのです。
お葬式は人生最後の大切な儀式であり、この世の卒業式です。
人の一生が働くことの集大成であるならば、この世の卒業式は
お亡くなりの方への敬意と感謝を表現するべきでしょう。
敬意と感謝をもっとも解りやすく表現できるのが弔辞であり、
故人の功績を偲ぶという厳粛な時間を形成できるものです。
洋の東西を問わず、世界中の宗教は故人への敬意と感謝が
体系的に整備されたのが各種宗教の儀式であり、経典であるのです。
最近のお葬式は明らかに故人への敬意と感謝が不足していると
思わずにいられないお葬式が増えています。敬意と感謝を表現
する為に大規模なお葬式を実施せよということではなく、家族葬の
ような小規模のお葬式でも故人への敬意と感謝を絶対に忘れては
ならないのです。どんな人でも生まれて亡くなる寸前まで誰かの為に
役に立っているはずです。生まれたばかりの赤ちゃんは両親に
最上の幸せを与えますし、瀕死の状態で病と戦っていても、子や孫
をはじめ有縁の皆様の精神的支えになっているはずです。
最近は葬儀はやらずただ火葬場で火葬をするだけ。お骨も収骨をしない
といった極限まで何もしないというお葬式の形態も誕生していますが、
人は「役に立つ」ことが最上の喜びならば、何もしないお葬式は
望んでもいけないし、実行してもいけないものだと思うのです。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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