傾聴

「傾聴」とは、相手の立場、相手の価値観に立って

話を聴くこと
です。

人間の持つ基本的な5つの能力(読む・聞く・話す・見る・考える)

の中では一番難しいと言ってもよいのではないでしょうか。

人の話を聴くというのは本当に難しいことだと思うのです。




今、私はあえて「聴く」という漢字を使用しましたが、みなさんは

「聞く」と「聴く」の違いは理解出来ていますでしょうか。

英語にすると「聞く」はhearで、「聴く」はListen

「聞く」とは「音や声を耳で感じる」ことであり、 

「聴く」とは「聞いた内容を理解してそれに応じる」ことだと

いえるのです。

「聞く」いう行為をもっと積極的に意味あることとして捉えると

「聞き方」が「聴き方」に変わってくるのです。
 
    


まもなく、未曾有の被害をもたらした東日本大震災から

4年目を迎えますが、いまだに「傾聴」というボランティアが

行われています。被災者のお話を「聴く」だけのボランティアですが、

ただ「聞く」という姿勢では絶対行っていけないボランティアです。

耳と目と心を活用し、注意深く一生懸命に聴くことがすべてなのです。

そして、自分の価値観や立場を絶対に差し挟まないこと。

また、相手の不安や悩みが分っても、その問題に対して解決しては

いけないのです。

そのような態度で話を聴いた結果、相手が

「話ができて本当によかったわ!」

と思ってくれたのであれば、はじめて「傾聴」が出来たのだ

ということです。



最愛の人を失った人が悲しみにくれるという状態である「悲嘆」

から立ち直って頂く「グリーフケア」というものが

ありますが、これこそ、「傾聴」という方法がしばし用いられます。

とにかく、一生懸命聴いてあげること。

これは実は葬儀社の社員にとって、とても大切な心がけである

と同時に、これが一番大切な仕事だと言っても過言ではありません。












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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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