社員力

私の基本的な考え方において会社の力というものは

一番出来ない社員のレベルで決まるもの

だと思っています。

一番出来る人のレベルは他の会社と比較しても大差がないものですが、

出来ない社員のレベルというものは本当に大きな差が付くものだと

思うのです。

基本的に一番出来ない社員というのは入社したての新入社員であり

言い換えれば、新入社員のレベルを上げていくことが会社の成長に

繋がると考えています。

フューネではこの一年間に15名の社員・パート社員が入社をしました。

近年ではなかった補充であり、新しいフレッシュな顔ぶれが増えて

きたことはとてもうれしいことです。しかしながら、これだけの新しい

社員が増えているということは相対的に会社のレベルが下がって

いるはずです。もちろん、お客様にご迷惑をおかけするレベルの

ことでは早急に改善する必要がありますが、幸いそこまではフューネの

レベルは低くありません。けれども本来提供しなければならない

ところでの応対が細かいところで出来ていないことも事実です。

出来る社員が当たればお客様が満足してくれて、出来ない社員に

当たればお客様が運が悪かったでは同じお金をお支払頂くお客様に

大変な失礼をはたらいているのです。このようなことはやはりあっては

ならないのです。




出来ない社員のレベルが0ならばまだ良いでしょう。

新入社員は入社時はほぼ0であることは仕方の無いことです。

しかしながら、ベテランの社員のレベルがマイナスである企業は

多くあるのです。いわゆる不祥事と称されるものはすべてこの類です。

例えば先日発覚した横浜のマンションで発覚した杭打ちに伴うデータ

改ざん。

多くの優秀な社員がすべてダメ社員になってしまうほどの衝撃な

大不祥事でしょう。

たった一人の社員の不祥事のレベルが会社のレベルになってしまう

ことの事例なのです。

だからこそ、会社のレベルは一番出来ない社員で決まるのです。







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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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