- 冠婚葬祭のこと
結婚にもお線香
フューネ直営の仏壇店では進物用のお線香を販売をしています。 最近では日本香堂さんが「喪中はがきが届...
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冠婚葬祭というものは人が人である限り必要不可欠な行事です。
冠婚葬祭業を営む企業のサービスの範囲は必然的に
「ゆりかごから墓場まで」
となっていきます。
フューネにおいても、お葬式だけを販売している企業では最早なく、
出産に関する各種お祝いから結婚・還暦などのお祝いまでお客様の
ご要望に応じてサービスを提供しています。
近年、冠婚葬祭のことを各種メディアが「ライフイベント」と表現する
ことが多くなってきました。単純に英訳をすれば、「ライフイベント」
となるのですが、結婚式にしてもお葬式にしても「ライフイベント」
と呼ばれるようになってから衰退をしているのです。
私からみれば「ライフイベント」と葬儀を表現されることはとても
違和感を感じるのです。
なぜならば、この呼び方をすることによって多くの方から意識を
われるのが「宗教観」なのです。元来、洋の東西を問わず、
結婚式もお葬式も各種宗教の考え方に基づいて厳かに
執り行われてきました。
結婚式にしても、お葬式にしても「宗教」というものを軽視するように
なってからは自由度は高くなってきましたが、厳粛さは無くなって
きてしまっているのです。
突然ですが、「儀礼」と「式典」の違いはご存知ですか。
式典は宗教に基づかない式のことで、反対に儀礼は宗教に
基づく式のことです。
「葬儀」は「葬送儀礼」の略語であり、宗教に基づく式であることは
言葉の語源からも明白な事実なのですが、多くの方がが宗教を
軽視しているのが現状でしょうか。
宗教そのものを否定される方はまだまだごくごく少数ですが、
「ライフイベント」という言葉が普及してくると葬儀が宗教観に
基づかない単なるイベントになってしまう恐れがあるのです。
つまり、葬儀はイベントではないし、イベントにしてしまうことで、
悠久の時を経て受け継いできた葬送文化の伝えが
途切れてしまうのです。
「感動葬儀。」という商品には「儀礼」の要素がしっかりと
含まれています。
これからも日本の葬送文化を守りつつ時代にあった新しい葬儀の
あり方を追求していくことがフューネの使命なのです。
株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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