50代の終活

「終活」が盛んになっています。

各地で行われる終活フェアでは主催者が驚くほどの盛況ぶりであり、

フューネも例外なく、開催するエンディングノートセミナーや

家族葬セミナー遺言・信託セミナー・相続セミナー
などの終活に関する

セミナーには動員目標を超えるお客様にご参加いただいています。

昨年、出版した私の著書「感動葬儀。心得箇条」

サブタイトルは「いま、なぜ終活か。

答えがここにあります。」
です。

多くの読者から、なぜ終活をしなければならないかよくわかりましたと

言った内容の感想を多数いただき、著者としては本当にありがたい

限りです。

この本を執筆するにあたって「終活のターゲットは?」という

命題に対し、私は40代の方60代の方に読んで頂くことを

意識して書き上げました。

なぜならば、40代というのはそろそろ自分の親を死を意識する世代で

あり、60代はそろそろ自分自身の死を意識する世代だからです。

ところが、今50代の方の終活がひそかなブームとなっています。

50代の方には団塊の世代の60代の方々とは違うその価値観が

新しい終末のトレンドさえも変えてしまうそんな力を秘めています。

日本の個人金融資産(預貯金・株・保険など)は400兆円あると

言われています。その内、55歳以上の方の保有はなんと90%

に達するということです。政府もここに目をつけ景気回復には

この資産を使って貰う為の政策を打ち出していますが、そうは簡単には

55歳以上の方はお金を使いません。使わない理由は明確です。

その理由は「将来に不安がある」ということです。

貰えるはずの年金も不安であり、年老いた時の生活を考えると

手元においておきたいと考えるのは当然の結果です。

しかし、平均年齢が90歳という現代では50代はまだまだ人生の

折り返し地点に達しただけなのです。言い換えればこれからの人生は

これまでの人生と同じ時間があり、しかも貯めこんだお金があると

いうのが平均的な50代の現状なのです。

50代の結婚(再婚)もあり、会社を起業するのも良し、大学で勉強する

のもいいでしょう。私の著書では伊能忠敬の例をあげて、

「人生を2度生きる」ことについて推奨をしています。

※2013年1月23日付ブログ記事「人生を2度生きる」でも
取り上げました。



50代の終活とは

残りの人生のお金を使い道を決める活動

だと私は考えます。50代の間は終活といってもまだまだ「死」を

直接に意識をしなくても良いのです。

むしろ大切なことは自分自身の宗教観をしっかり持つことでしょう。

つまり、自分の人生哲学を完成させることが大切です。

そして、自分の人生哲学が自身の死生観を確立させ、それから

はじめて「死」を意識すれば良いのです。





昔の50代は老人の一歩手前の感覚でしたが、今は若い元気な

50代が多数いらっしゃいます。これからも健康でアクティブに

活動する為に終活を始める50代が今、増えているのです。






















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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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