お数珠のおはなし 役割篇

前回に続いてお数珠についてのおはなし。

今回は役割篇です。

もともと数珠は念仏の回数を数える道具でした。

その使い方からそのまま数珠と呼ばれ、その名称が残ってきました。

「南無阿弥陀仏」に代表されるような各宗派のお念仏を数えるのに

最適な道具です。

お念仏を唱えながらお数珠の珠をはじいていきます。

お数珠はこのようにお念仏を唱える時に使われる為、

念珠とも言われています。

お数珠の役割の中で以外に忘れられているのが、

慶事用の使い方です。

お数珠が使われるのは決して葬儀や法要の時だけではありません。

お数珠は「寿珠(じゅず)」と書きまして、

むしろ”おめでたいもの”です。

本来は成人・婚約・結婚・入学・卒業・就職・誕生日などに

プレゼントにされるものなのです。

今でも「結納の品」としてお数珠を必ず持たせるところもあります。

結納の時、ご先祖さま(仏壇)の前で、婚約の報告をする。

ちょっと前まではあたりまえの日本の文化でした。

結婚式当日、ご先祖さま(仏壇)の前で結婚の報告をする。

お祝いの報告でお数珠は欠かせない道具なのに

ご先祖さまに結婚の報告をされる方は今は本当に少なくなりました。

ちなみに、仏前結婚式をすると司婚者(住職)から、

紅白のリボンがついた結婚数珠が授与されます。

これからは是非、お祝いでもお数珠を使ってみてください。

そして、お先祖さまを大切にしましょう。







最新記事

最新記事

初めての方へ FUNE公式サイト

三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


2024

11

1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

PAGE TOP