火土水鳥 前編

現在の日本では人が亡くなるとその葬(ほうむ)り方

ほぼ100%「火葬」という方法が採用されます。

火葬とはいまさら説明するまでのありませんが、ご遺体を焼却することで、

日本の場合は各地の火葬場で行なわれます。

なぜ、こんなに「火葬」が浸透したかといえば、

お釈迦さまが亡くなった時に火葬という方法で葬ったことが大きいのです。

火葬することを「荼毘(だび)に付す」といいますが、

これは「火葬する」というサンスクリット(梵)語に由来します。

前述の通り、日本ではほぼ100%火葬という方法ですが、

例外が一部ある訳で、その方法とは「土葬」という方法です。

一部の地域では条例で土葬が禁止されていますが、

法律的には火葬も土葬も平等に扱われています。

しかし、衛生的な問題や都市部での土葬スペース不足

という現実には逆らえず今では伝統的に残っている一部の地域のみです。

仏教では「火葬」という葬り方を推奨していますが、

キリスト教やイスラム教などは

最後の審判における死者の復活の教義があり、

「元の体」が必要と考えられているために

「火葬」という方法は推奨していない為、

今でも「土葬」という方法が大半です。

しかし年々このような宗教徒でも「火葬」という方法を採用することが

増えてきているのです。

葬り方には他に水葬鳥葬という方法があります。

後編に続きます。







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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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