金を失う





上のJRのロゴ

どこかおかしい漢字が使われていますがわかりますでしょうか?

そう、「鉄」の字がおかしいですよね。

「金に矢」になっています。

正式の「鉄」という字は「金を失う」と書きますが、

「金を失う」では商売をするのは「縁起が悪い!」ということで

よく「鉄」という漢字を社名にするところは「金に矢」という文字を使います。

ちなみにJRグループ各社はJR四国を除き「金に矢」という当て字を

正式の「ロゴ」に使用しています。

似たような事例では新日鉄の場合は縁起の悪い「鉄」を使うを避ける為に

わざわざ正式の会社名に旧字体の「鐵」を使って

「新日本製鐵」

としています。各社とも結構な「鉄」へのこだわりだと私は思います。

ところで私鉄系の鉄道会社はあまり「鉄」の字を「金に矢」としている

ところはありません。

実は

「金に矢」と初めて表記した鉄道会社は近鉄


近鉄本社や近鉄百貨店などに書かれていた「近鉄」の文字は、

1967年3月まで「鉄」を「金に矢」にしていたのですが、

その看板を見た小学生が

「鉄」の字を間違って覚えてしまう

と沿線住民などから指摘され、正式な表記に直しているのです。

最初に始めた会社が沿線住民のクレーム

正しい「鉄」に戻しているのが面白いですね。

その為、他の私鉄は「近鉄」にならって「金に矢」したところが、

またまた正しい「鉄」に戻した会社が多いのです。

さて、葬儀屋さんで困るのはご供花の看板

結構、こだわるお客様が多いのが実情です。

豊田市内の企業でも

「鉄」を「金に矢」と正式の社名にされているところもあります。

「鉄」の字はあくまでも「鉄」以外の文字はないのですから、

ワープロで変換しても出てきません。そのような時はどうするか?

無いのならば文字を作るしかないのです。

ちなみに「鉄」に限らず、

本名でない芸名などでは明らかに「作った文字」

を使用されている方も多いのです。

その時はパソコンで文字を作る

お客様のこだわりの文字に対応するのもフューネの

大事なサービスです。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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