お布施のおはなし

「お布施はいくら払えばいいの?」

というお客様からご質問は最も多い質問のひとつであり、

葬儀社として最も返答が難しい質問です。

ご承知の通り、お布施には定価がなく且つお寺さまによって

その相場はまちまちなのです。

もっともお寺さまにいくらお支払いしたらよいかということは

お寺さまに聞かなければ分かる訳はなく、

葬儀社の私たちがお答えしようがないのです。

聞きにくいことかもしれませんが、お金が絡む大事なことですから

勇気を出してお寺さまにお尋ねするのが

一番の近道
です。

そして、お布施をお支払いしたら「領収書」を頂くことを

オススメします。



さて、「お布施イコールお金」と思っている方が

ほとんどのようですが、実はそうではありません。

お布施とは

財施(ざいせ)・法施(ほつせ)・無畏施(むいせ)

の3つの種類があり金や物などの財産を布施するのが「財施」であり、

通常、私たちがお布施といっているのは

ほとんどの場合「財施」のことを指します。

次に仏法と説いて真理を悟らせるのが「法施」でり、僧侶の行なう法要や

法話がこれにあたります。

そして、困っている人に親切にしたり、人々の不安を取り除くことを

「無畏施」と言います。

つまり、3種類の行為すべてがお布施であり、

本来は僧侶に対する御礼はお金がなければ、

「法施」でも「無畏施」でも良いとされています。

ですから、お葬式や法要のお支払いは必ずしも

「お金」である必要はありません。

お布施に定価が無いのは本来の意味を知ると納得できると思います。

実際、生活の苦しい方のお葬式は僧侶がお金を受け取らず、その代わりに

布教活動や寺院運営の手伝いをすることで話し合いが付くことも

しばしばあります。

人に親切にする行為も「お布施」

誰でも出来る一番大切な「お布施」の本質です。












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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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