月曜日は自殺が多い

早いもので暑かったり寒かったりした5月が終わり、もう6月。

季節の移り変わりはつくづく早いものですね。

4月に新入学された学生さんや新社会人も早2ヶ月が経過しました。

だんだんと「入ったばかりだから」という言い訳が効かなくなって

しまう季節です。

しかしながら、新しい環境になじめずに「5月病」に代表されるような

うつ病にならなければ精神的に健康といえるでしょう。



ところで、厚生労働省が2010年3月30日に発表した

「人口動態統計に基づいた自殺の特徴に関する分析」

という調査報告書があります。

くわしくはコチラ→http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/kyouka_basic_data/h21/

この報告書によると自殺の発生を曜日別で見てみると「月曜日」

一番多く、逆に土曜日・日曜日の週末は自殺の発生が少ないという分析が

なされました。

月別では年度末の3月が一番多く、次いで4月・5月・6月の順に

多いのです。つまり、春は自殺の多い季節ということなのです。

どうして月曜日や春に自殺者が多いのか?

ということですが、やはり環境の変化に対して

ストレスを感じやすいのが原因とのことです。

思えば私も子どもの頃、学校の始まる月曜日はなんとなく朝起きるのが

嫌であったことを思いだしました。

心の健康な方でも感じるストレスがうつ病の方には命を絶つという

行為まで追い込んでしまうことはうつ病はやっかいな病気ということです。




報告書によると2004年から2008年の間の4年間で自殺が少なかった日

ベスト3が仕事納め以降の12月29日~12月31日までの日で

独占されているという結果もおもしろい分析の結果です。




残念ながら、フューネにおいても毎年多くの方が自らの命を絶ち

突然の訃報に呆然とする家族からの葬儀依頼を頂きます。

今までにこのような報告書の示す分析結果をお葬式の現場から

感じることはありませんでしたが、

確かにお盆やお正月の長期休暇の間の自殺によるお葬式はあまり

経験がありません。

ストレスの多い現代社会の中でストレスをなるべく感じないように

生きていきたいものですね。

月曜日のストレスに特にご用心ください。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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