匂いの秘密

サービス業の根本はサービスを受ける側とサービスを提供する側の

人と人の関わりを生業(なりわい)としています。

フューネの本業である葬儀の提供はまさにサービス業の中のサービス業

だと言われています。

お客様には「葬儀の施行」というサービスを購入して頂く訳であり、

モノを作ったり、売ったりする商売ではありません。

実際お葬式が終わった後は位牌と写真くらいしか手元に残りません。

それだけ、「葬儀の施行」という商品はサービスの占める割合が多いのです。



サービスの割合が多いということは人(担当者)の良し悪しで

お客様の満足度が決まってしまう
と言っても

過言ではありません。

つまり、優秀な担当者を育てることが「感動葬儀。」の実現には

不可欠ですし、出来ることならお客様には自分にあった優秀な担当者を

選んでほしいと思います。



どんなに優秀な担当者でもお客様と合う合わないがあります。

お客様と担当者の性格の不一致とかもありますが、この不一致は

判りやすいですね。

ところで何となく合わないというケースもありますよね。

理由が何故だかわからないケースです。

これは「匂いが臭い」というケースなのです。

人はそれぞれ体臭をもっており、体臭は人によって受け入れやすい匂いと

受け入れ難い匂いがあります。

この匂いをフェロモンともいいますが、実はこのフェロモンは同じ匂いでも

良い匂いと悪い匂いが人によって違うのです。



フェロモンの匂いの違いは遺伝子の匂いと言われています。

実は自分と近い遺伝子を持っている異性の遺伝子は臭い。

人間は本能的に後世に子孫を残す為に「平均」を目指します

例えば、背の低い方が背の高い方を好きになるのは遺伝子学的にいえば

理にかなったことであり、自分に無いものを相手に求めるという恋愛の

基本概念は平均的な子孫を残そうとする遺伝子の仕業だと言われています。




ところで、年頃の娘さんが父親のことを「臭い」といってそばに寄ってこない

のは当然のこと。遺伝子としてはほぼ同じ異性がもっとも臭いのです。

もしも、実の父親の匂いが良い匂いだったら・・・

フェロモンは近親相姦という間違いが起きないように、神様が仕掛けたにくい

演出でもあるのです。






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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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