賽の河原

賽(さい)の河原を知っていますか?

三途の川の流れを前にしてほとりにたつと河原が見ます。

子供達がたくさんいて川を渡れずに小石をしきりに集めているのです。
 
ここにいる子どもたちは,この世の考えで言えば決して

悪事を犯した子どもたちではありません。
 
ただ、10を数える年齢にならないうちに,死んだ子どもたちなのです。

生まれてわずかな期間の生しか送らず,

先に死んで父や母を悲しませた事が罪なのです。
 
子供は生まれて間もないため功徳をつむ時がなかったために三途の川を

渡ることが出来ません。



渡れない子供たちがなぜ石を集めているかと言えば、賽の河原を

支配している鬼にこう言われたからなのです。

「日の出から日の入りまでの間に,大きな石を運んできて塚を築き,

日の入りから日の出までの間に小さな石を拾って塔を築けば

川を渡らせてやろう」と。

しかし、子供たちが一生懸命積み上げた石も何度も鬼が崩します。

このことから「無駄の努力」の例えにもなっています。




子が親よりも早く亡くなるのは最も重い親不孝です。

ましてや、10才に満たない年齢で亡くなることの親の悲しみは

いかばかりかと思います。

「子供が亡くなることは絶対にいけない」

仏教の教えでは幼くして亡くなることをはっきりと罪として明記しているのです。









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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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