死亡率100%

私の著書「感動葬儀。心得箇条」の中に書かせて頂いて

いますが、葬儀の持つ4つの役割として

「社会的処置」「遺体の処置」「霊魂の処理」「グリーフワーク」

に加え「死を認める」という項目を加え5つの役割があると

提唱しています。

葬儀の持つ4つの役割については2010年8月14日付ブログ記事

「葬儀の持つ4つの役割」をご覧ください。




「人は必ず死ぬ」

考えてみれば当たり前の命題ですが、私たちが元気なときは

このことを人は忘れてしまいます。

というか、考えたくもないのでしょう。

言い変えれば、人間は「死亡率100%」の動物です。

元気な私たちが、このことを改めて再認識する場としてお葬式があるのです。

そういった意味ではお葬式に参列することはとても意義があり、気力・体力が

みなぎっており、日々忙しい毎日を送っている私たちが自身の「死」について

立ち止まって考えるとても良い機会なのです。



人は必ず死ぬという宿命があるからこそ、今日の一会は生涯に二度とない

会だと思い、主客ともに親切実意をもって交わることが肝要であるという

茶道の心得を教えた「一期一会」という言葉が生まれるのであり、

時間が有限であるからこそ、一日一日の一瞬を大切にできるのです。



「人は必ず死ぬ」

という当たり前のことをいつも忘れないで生きる人とそうでない人の

人生の豊かさの差は一生という時間の中で大きな差となることを

いつもお葬式が教えてくれているのです。



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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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