孝と悌

孝悌(こうてい)は、儒教における根本的な徳目のひとつです。

「孝」はよく父母に仕えること、「悌」は兄によく仕えることです。



フューネでは「お葬式は最後の親孝行」という

キャッチフレーズで親のお葬式を行うことは親孝行なんだということを

お客様に啓蒙しています。人として生まれた以上、自分の命の元である

親に感謝するのは当たり前であり、ほとんどの人々は何かしら親孝行を

したいと思っています。

しかしながら、親の死が近づくにつれてこれまでに親孝行をしてこなかった

ことを嘆いているお客様にお葬式の事前相談等でしばし出会います。

そのような時に「お葬式は最後の親孝行ですよ」とフューネの

葬祭ディレクターがアドバイスをするとお客様は「間に会った」という

表情をされるのです。

つまり、親孝行とは親の死まですることのできるものなのです。



さて、孝に比べ悌はなかなか出来ていないのが実情です。

お葬式の現場ではよく不仲な兄第に遭遇します。

相続や何かしらの揉め事で不仲になったとは思いますが、不仲になる原因を

たどると大抵の場合順序が守られていないのです。

長男・次男・三男・・・という序列があり、年長者を敬うという観点から

いえば絶対に守らなければならない順序です。しかしながら、現在の憲法が

保証している「平等」という大義を名目に弟たちが「兄によく仕える」という

ことを忘れてしまっているケースがほとんどです。兄弟が仲が悪いと自覚の

ある方は今一度、「悌」」という教えを振りかえるべきです。





まず家庭で守られるべき徳として儒教が提唱してきた「孝悌」について

孟子は、秩序ある社会をつくっていくためには何よりも、親や年長者に

対する親愛・敬愛の心、すなわち「孝悌の心」を忘れない

ことが肝要であると説いています。お葬式を円滑に行うことのできる

家族には必ず「孝悌の心」が備わっているのです。



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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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