最近は「講演会」「セミナー」「式典」と実に人の話を聞く機会が多く

なってきています。

以前、　「出世することは人の話を聞く事だ」

と経営者の先輩に教わったことがありますが、果たして自分自身が

出世しているのでしょうか？

出世しているかどうかは別として、ある講演会の講師の先生に

「話のうまい人は人と話しをする時、

会話全体の２割程度」

と教わったことがあります。

相手の話を引き出すことが「会話」の基本なのです。

「話を聞く」ということは今更ながら大事なことです。



人の集中力というのは子供で約４０分が限界だそうで、

小中学校の授業もこの原則を元に設定されています。

大人になると９０分位はなんとか集中できるそうで、

大学の授業や講演会、はたまた演劇なども９０分が目安になっている

ものが多いのです。

しかしながら、最近の大人は９０分の集中が出来ない人が多いらしく、

実は講演会でも６０分位が一番話を聞いてくれるのだとか。

やみくもに９０分話すよりも、６０分の講演のほうが印象に残ることが

多いそうです。

いずれにしても、人の話を聞くことが出来なくなっている大人が増えている

ことも事実です。



ところで、話す側としての６０分はあっという間の出来事で、

やはり最低９０分は無いと言いたいことが話せないと多くの講師の先生方が

おっしゃられます。

さらに、話をしていて聴衆が「聞いていてくれる」ということが分かる

と人間は誰でも話すことに「気持ちよさ」を感じるようになるのです。

私もしゃべりすぎてついつい話が長くならないように気をつけたいものです。




「話を聞く」ことがコミュニケーションの基本。

自分が「話す」前にお客様や社員の「話」を聞くことを

忘れないでいたいものですね。「聞く耳」は大事です。