東日本大震災の発生から私のところにも数人の友人・知人から頂いた

のはチェーンメール。

チェーンメールとは連鎖的に（チェーン）不特定多数への配布をする

ように求める手紙のことですが、チェーンメールの大半は情報に全く

根拠のないデマや嘘が多いので注意が必要です。

今回の震災発生直後の混乱した情報の中で、私に手元に届いたのは

「関西電力で働いている友達」という節電を呼びかけるメールでした。

メールの内容は説得力があり、あたかも事実に違いないと思わせる

くらいの錯覚があり、震災直後のツイッターにも多くの方が取り上げて

いました。

今となってはご承知の通り、この情報は真っ赤なウソ。

日本中で多くの方が騙されました。

法律的には最初に悪意を持って嘘やデマの情報を発信した者は

偽計業務妨害になり、立派な犯罪です。

震災の影響で今ではすっかり影を潜めてしました。京都大学の

カンニング事件と全く同等の犯罪なのです。

さらに悪いことに騙された方が情報を拡散させることは結果として

犯罪の片棒を担ぐことになってしまい何とも後味の悪い結果

しか残りません。

先日、ニュースの特集で取り上げられていましたが、チェーンメールを

拡散させるのは世代別にみると30代の女性が最も多く、全体でも7割が

女性なのだそうです。おろらく瞬間的に生まれる正義感や使命感から

情報を拡散させようと思うのでしょうが、このことは女性特有の性格

なのでしょうか？




ところで、私が書いてきたブログ記事の作成に対し、最も時間がかかり

同時に面倒な作業が情報の根拠を確認する作業なのです。

ブログ上ではネットに接続されている環境にあれば、世界中の誰でも

見ることが可能な状態である訳ですから、間違っても間違いの情報を

発信する訳にはいきません。

私自身の公式な発言であるからこそ、情報の根拠は明確にしておかない

といけないのです。

今回、私が頂いたチェーンメールを拡散しなかったのも、情報の根拠を

確認するという日頃の習慣のおかげで被害を拡大することが防ぐことが

できました。

今後も、「感動葬儀。」ブログが間違ってもデマの情報の発信元と

ならないように情報の根拠を慎重に確認して、読み手にとって

有益な情報を発信していくよう精進して参ります。