葬儀屋さんに憧れて

ハリウッドの大女優アンジェリーナ・ジョリーさんは

「女優業がうまくいかなければ

葬儀屋になっていた。」


ということをニュースマガジン番組「60ミニッツ」のインタビューで

語ったそうです。


くわしくはこちら↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111129-00000033-flix-movi


ひとつ間違えていれば葬儀屋さんにアンジェリーナ・ジョリーがなっていたと

思うとなんともいえないわくわくした気持ちですが、きっかけは祖父の葬儀の

時に覚えた大きな不満からだったそうです。

日本ではなかなか理解されないことですが、アメリカで葬儀屋さんに

なるには「葬祭ディレクター」という国家資格を取得

しなければなりません。

しかも試験を受けるには短大または4年制大学の学歴が必要で

全国試験を受け州ごとにライセンスを獲得しなければならないという

なかなか受からない難易度の高い試験なのです。

ですから、アメリカで葬儀屋さんになるということは社会的地位の高い

職業として人気があるのです。

日本では同じく葬祭ディレクターという資格はありますが、この資格を

取得しなければ葬儀屋さんを経営できないというものではなく

あくまで認定試験の領域です。

もちろん、資格者は一定のレベルを持ち合わせているので、

資格者が多い葬儀屋さんのほうが消費者にとって安心です。





さて、最近は葬儀屋さんに憧れてフューネの就職の門を叩いて

こられる方も多いのです。

それぞれ細かい志望動機は異なりますが、大筋は

「以前の参列したお葬式で感動したから」

という理由なのです。

お葬式で感動したからと葬儀業を志す若者が増えることは

とてもうれしいことです。

私たちの仕事はたしかにきつい仕事のひとつだと思います。

24時間いつでも対応する体制を作らなければならないし、

失礼ながら腐った状態のご遺体の扱わなければならない時もあります。

そして休みが不規則でなかなか長期のまとまった休みを取得することが

難しい職種であるといえます。

それでもお客様から「ありがとう」と言って頂ける回数は

どんな職業よりも多いではないかと思うのです。

しかもお客様と感動させるほど「ありがとう」の回数は増えていきます。

お客様の「ありがとう」が多くの葬儀社で働いている人々の

「やりがい」なのです。



多くの人々にとって葬儀屋さんが憧れの職業になることは

まだまだ遠い未来でしょうが、一人でも多くの人が憧れてくれることが

私のささやかな願いです。





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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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