がれき

東日本大震災から一年が経過しても岩手、宮城、福島の3県では

約2,253万トンという膨大ながれきが未処理となっています。

この膨大がれきは岩手県では通常の11年分

宮城県では通常の19年分の分量にあたるとのこと。

なんとも想像のつかない途方もない量です。

がれきの処理無くしては復興なし

と言われていますが、これでは復興のスピードが延々として進みはしません。

震災から一年経ってようやく日本全国各地で震災のがれきの

受け入れを表明する自治体が急速に増えてきました。

地元豊田市でもようやく受け入れを検討するというレベルまで進みました。

ご承知のように放射線を含む可能性のあるがれきは安全面を

考えると受け入れに対し賛否両論あります。

特に小さいお子さんがいる世帯では我が子の将来を考えると

どうしても反対という立場にならざる得ないようです。





日本という国に住む私たちが同じ日本で起きた震災に対し、おそらく

誰もが被災地の人々の為になんとかしてあげたいと想う気持ちを

持っているはずですが、自分の住んでいるところに危険が及ぶ可能性に

対して、NOということはとても歯がゆい問題です。

まさに総論賛成各論反対の典型がこのがれき問題でしょう。






ところで、がれき問題は火葬場建設の問題と私は何も変らないと

私は思いました。

人が亡くなると衛生処理上、必ず必要な火葬施設です。

誰もが「必要」だと思っている火葬場施設ですが、自分の住んでいる

隣や近隣にできるということでは激しい住民反対運動に繋がるくらい

の抵抗になってしまいます。

総論賛成各論反対の議論です。

このままでは間違いなく不足してしまう火葬場ですが、

結局困るのは地元に住んでいる住民です。

がれきを受け入れることができない現状では、火葬場建設もまた、

延々と進まない困った問題です。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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