「ありがたい」を思うだけで。

統計をとっている訳ではないのですが、「あたりまえ」という言葉は

このブログで頻繁に使用しています。おそらく、「葬儀」「お葬式」

という単語の次に「あたりまえ」という単語をよく使っているのでは

ないでしょうか。

お葬式の現場では常に「あたりまえ」と「あたりまえ」が衝突しています。

葬儀や地域の文化やしきたりがそれぞれ違う為に親族同士でも、親子で

さえも「あたりまえ」と思うことが人によって違うから起きるのです。

言ってみれば、お葬式はそれぞれ違う「あたりまえ」を同じ方向に

揃えてこそ、成功するのであって自分自身の「あたりまえ」に固執し

他人の「あたりまえ」を受け入れなければギクシャクした人間関係に

なり、何とも後味の悪いものになってしまうはずです。

結果的にブログで葬儀のことを書いていると様々な「あたりまえ」を

皆さまにご紹介している結果となっているのです。



さて、人間の欲求の上限はありません。

現在の欲求が満たされれば、次の何かを欲しくなるといった感じです。

学術的にいれば、マズローという学者が唱えた欲求5段階説

が有名です。

くわしくは以前にブログで記事として書いています。ご覧ください。

2011/04/13
生理的欲求






キリの無い欲求ならば、今現在の自分自身の「あたりまえ」を

あたりまえと思わず、「あたがたい」と思うだけで人生は間違いなく

豊かになります。

しかし、なかなかそうは思わないのが人間です。

良い意味の慣れというのは大いに結構ですが、悪い意味の慣れは

良識さえも感覚を鈍らせます。



お葬式では人として一番大切な「命の尊さ」のありがたさを

教えてくれます。日常生活の忙しさの中で私たちは

生きていることを感謝する気持ちを忘れ「ありがたい」と思わず

に生活している時間が大半です。

そんな時に、自分の関係する人の死は「命」という一番「ありがたい」

はずの原点を再認識させてくれるのです。



食事をする時の「いただきます」は動物や植物の「命」を頂くことに

感謝する礼儀です。

たった一つ。食事をする時の「いただきます」の意味さえ、

忘れないだけでも「幸せ」が舞い込んでくるのです。




最新記事

最新記事

初めての方へ FUNE公式サイト

三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


2024

11

1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

PAGE TOP