- 日々いろいろ
2023年 今年もよろしくお願いします。
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先日、新聞を読んでいてふと目に入った記事があります。
見出しのタイトルは「火育」。
なんとも見慣れない単語です。
記事を読むと最近の子どもは火を使うことがないという内容で
火を炭に付けることも出来ない人が多いのだとか。
さらに、マッチやライターさえも使い方の解らない子供が多いそうです。
確かに家庭の中ではオール電化の家に済めば、ガスの炎さえも見る事なく
大人になってしまう環境があることを再認識しました。
もちろん子供だけでは単なる火遊びになってしまいとても危険なのですが、
大人が管理をして火の正しい使い方を教育することは人間として生きていく
為に最低限必要なことだと思います。
本来、人間が他の動物と違うことの一つとして「火」を使いこなせることの
できる唯一の動物であるということです。
火を使うことで、寒い時に暖をとったり、生で食べるという調理法以外の
様々な調理法が生まれ、私たちはその恩恵にあずかっています。
そして、火をおこすことで、獣から私たちの身を守るということさえも
私たちが忘れかけている火の恩恵なのです。
通夜とはその言葉通り、「夜を通じて過ごすこと」であり、
通夜のお経のある時が通夜だと思っている方がほとんどですが、
正しくはありません。
通夜にお経をあげるのは単に「通夜のお勤め」に過ぎず、通夜は翌朝の
日の出までずっと続いていくのです。
そして、線香とロウソクを絶やさずに親族の方が寝ずの番をするのが、
本当の通夜です。最近では通夜の夜にほとんどのお客様が寝ずに線香と
ロウソクの番をすることをしなくなりました。
葬儀社としても本当ならお亡くなりなられた方と最後の夜を一緒にいて
貰いたいのですが、ご遺族。ご親族様の負担を考えると
「ご自宅でゆっくりお休みください」
というご案内になってしまいます。
実際のところ、現代はそれで良いと私も考えています。
しかし、本来の通夜の役目を忘れていけないのです。
本来、通夜の夜を徹して寝ずに線香とロウソクの番をするのは
獣からご遺体を守ることなのです。
人に限らず動物は亡くなった時から死臭を放ち、その死臭を頼りに
獣たちがエサを求めて集まってくるのです。
人間がそれらから守る方法が「火」の使用であり、現代のお葬式でも
ロウソクを使用するのはその名残でもあるのです。
ちなみに線香は臭い消しであり、死臭を消すという役割があるのです。
※関連ブログ 2008年5月21日付ブログ記事「通夜」
お葬式の中にもある「火」の役割を伝えることも「火育」の一環です。
子供だけでなく大人も知らない火の役割を知ることはこれからますます
日常生活で火を使わなくなる現代人によってとても大切なことなのです。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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