財布の値段の200倍が年収!?

私が今、愛用している財布は小学生の頃に使っていた財布を除いて、

生涯の最安値の2980円

しかもボロボロ(笑)

確か中学生の時でも5,000円はする財布を使っていたのですから、

2,980円の財布は安物です。しかし、愛用するだけあって使いやすい

財布です。

ある雑誌の記事に話題になった法則で

「使う財布の値段」の200倍がその人の年収

という目安があるそうです。

年収600万円の人は30,000円相当、年収1000万円の人は

50,000円相当の財布となり、まあこの法則はあながち的外れとは

ならないでしょう。

ただこの法則に従えば、私の年収はわずか596,000円と

なってしまう訳で法則はかなりの的外れでなってしまいます。





財布に限らず、こういった法則はどこかしらあるものです。

葬儀社がお客様を判断する時も喪主様の会社での肩書

住んでいる、乗っているをみることによっていくらの予算の

お葬式が獲得できるという値踏みをする一定のルールは存在するのです。

しかし、それはひと昔までの常識でした。

現在のお葬式の事情では会社の肩書や乗っている車などとお葬式に

かける葬儀費用は正比例はしなくなっています。

なぜ、そうなってしまったかというとお客様が葬儀に対して

世間体を気にしなくなってしまったということです。

つまり、見栄を張らなくなってしまっているのです。

世間体や見栄を張らなくて良いからこそ、家族葬を選択するといった

顧客の購買パターンがいつしか出来あがってしまったのです。

ベンツやBMWなどの高級車が葬儀会館の駐車場に並ぶような家族の

お葬式はフューネの葬儀プランの中では最安値いうケースは昔は

異様な光景でしたが、今ではよくあることになってしまっているのです。

現在はお客様の持つ価値観がそのまま価格の決定権に繋がるのです。





高校生や大学生が高級ブランドの財布を持ちたがるのは「見栄」

の要素が大きいです。場合によっては財布の値段より中のお金の

合計が少ないといったことは見栄からくる笑い話です。

反面、見栄が全く無くなると見栄よりも本来財布の持つ「機能」

などの本質を重視するからこそ、私の財布は2,980円でも

平気なのです。

お葬式も本来の弔いの形である、

「悲しみを共有出来る家族だけで送りましょう」

という本質を重視するお客様が多くなったからこそ、

「家族葬」が増えているのは当然の理なのです。
















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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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