老人クラブに入会しない

サザエさんのお母さんである舟さんの年齢は漫画の原作では48歳

テレビアニメでは52歳という設定になっています。



現代の舟さんと同じ年代の人達と比べても、失礼ながら老けている

ように感じます。現代の50代の女性はミニスカートやブーツを

履いている方も多くいらっしゃり、メイクも髪型も以前と比べて

とても若くなっています。

サザエさんの連載が始まった戦後まもない日本の50代は舟さんのような

イメージであったことは間違いありません。昭和20年代の日本では

50代は初老という感覚だったのです。



さて、現代では老人とは65歳以上のことを言います。しかしながら

高齢化社会の中で65歳という施策対象としている年齢を国は

引き上げることを検討しています。実際に現代の60代はかつての

老人というイメージが似つかわしくないくらい皆さんお元気です。

今後、老人の定義が70歳、75歳に引き上げられていくのは当然の

成り行きでしょうか。




歳を重ねて高齢と呼ばれる年齢に達したら、住んでいる地域にある

老人クラブに入会することができます。

以前ならば、半ば強制的に入会をしたものですが、今は入会をされる

方が減っているのだとか。

老人クラブに入会した特典として自身がお亡くなりのお葬式に

メンバーの皆さんが参列してくれること、そして会長さんが弔辞を

読んでくれること。実はこの特典が欲しくて入会された方は結構多く

いらっしゃいます。

しかし、家族葬ではメンバーの参列もいらないまして弔辞もいらないと

いう風潮になっている為に、葬儀の特典を目的とした入会は

激減しています。

もちろん、同じ世代の仲間と旅行にいったり、様々な趣味の会で楽しむ

ことが可能なのですが、そもそも「老人クラブ」という会の名前が

嫌だという方も増えています。




まもなく、日本の4人に一人が65歳以上の超高齢化社会の中で、

70代、80代を老人と呼ぶことさえも時代に合わなくなってきている

かもしれません。














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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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