メモを取らない

私は昔から人の話を聞くときにまずメモを取ることはしません。

社会人になって研修中の時ですらメモをとりませんでした。

その姿勢をみてこっちが教えているのに

「なぜメモを取らないのだ」

とお叱りを何度も頂きました。今、思うと自分のポリシーを曲げ

なくてもメモをとるふりをすればよかったのだと思いますが、当時は

20代前半の若者であり、青臭かったのです。



私はメモを取らない変わりに緊張して人の話を聞いています。

そして、重要だと思うことの一文のみ記憶する。後のことは

忘れてしまう。この方法を貫いています。

良く講演会に行くと最初から最後まで講師の話に対してメモを

とっている方がいっらしゃいますが、一体この人は折角とった

メモをちゃんと見返しているのかと思うことがあります。

というよりも講師というのは熱心にメモを取られるより、講師の方を

見て話を聞いてくれたり、時には相槌を打ってくれる人のほうが

うれしいはずです。私も講師として各所でお話しをする時は絶対に

その方が良いのです。正直緊張して講師の話を聞いてきても90分の

講演時間の中で、心に響く内容というのは多くて4つまで。

後の話はすっかり忘れるようにしています。



私はメモを取らない代わりに絶対に人の話を復習します。

しかも今は、リアルタイムにスマホで検索して情報を得ることが

できます。復習するには最高のアイテムが身近にあるのです。

他人の話を自分のものにするには最低3回のアクションが

必要です。

実際に話を聞くという行為に加えて、予習と復習が必要です。

相手の話の中で実際に心に響いたことをちゃんとした努力をすれば、

メモを取ることなく、自分の記憶に残るのです。

間違ってもメモをいくら取っても自分のものにはならないのです。

さらに、私はこのブログを使い心に響いたことを文章にしてまとめて

しまいます。こうすることで自分の言葉として完璧に頭の中に

刷り込むことが出来るのです。




今回私が言いたいことはメモを取って、

見返さないならメモなんか取るな!!

ということです。最近、メモを取ることが目的になってしまい覚える

(自分のものにする)という本来の目的を忘れてしまっている人が

多い気がします。

そうかと言って、もっと酷い人がいます。

メモも取らない。復習もしない。

これでは会社の中では間違いなく戦力として認められません。

特にフューネの社員に皆さん、メモを取らなくてもいいですから

人の話を聞いたらしっかりと復習をしてください。

「やりっぱなしは何もしないよりまだ悪い」

昔からよく言われる格言があるのですから。
































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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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