葬儀会館の椅子

人間は基本的に3つの動作しかしないものです。

立つ、座る、寝る

人が生きている間、この3つの内のどれかの動作をしているのです

特に、人生の3分の1の時間は「寝る」という動作をしている訳

ですから、寝具やベッドにこだわる方は多くいらっしゃいます。

特に自宅の寝室には自分に合ったものを揃えて快適な良質な睡眠を

確保したいものです。



実は日中の動作で一番多い動作は座るということ。そして、座るという

動作は一番腰に負担のかかるものです。目的に応じた椅子を用意する

ということは寝具にこだわるよりももっと難しく、そして重要なこと

なのです。葬儀会館においても、備品の中で一番多く、そして場所が

取られるものが椅子なのです。

葬儀会館で必要とされる椅子の機能は寛ぎや癒しを求めるものでなく、

儀式を完遂できるものが必要です。つまり、リクライニング機能などは

必要はありません。座った時に姿勢が良く見える椅子が適切な

椅子です。そして一番重要な機能は簡単に移動が出来る

いうこと。

お葬式はお葬式によって、椅子のレイアウトを変える必要があります。

それは宗教や葬儀の形態によって変える必要もあるのですが、参列

される人数によって配置を微妙に変えることによってホールの広さを

調整しているのです。

加えて、もう一つ重要な機能は椅子が重ねて収納できる

ということです。

葬儀会館には150~300の椅子が備品として常備されているところが

多いのですが、必要に応じて収納する必要があります。

数が多いがゆえに収納場所に場所を取ります。そうかと言って、

ゆとりのある収納場所を確保しているところは稀ですから、重ねて

収納できる機能は必要なのです。



当たり前のことですが、葬儀会館の椅子には葬儀会館特有の事情に

配慮した椅子しか選ばれることは無いのです。















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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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